2021年8月21日(土)、22日(日)に開催を予定しておりました「東京キャラバン in 駒沢 2021」をやむなく中止することを決定いたしました。

東京キャラバンは、「人と人が交わるところに新しい文化が生まれる」をコンセプトに、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして2015年に始動しました。東京・駒沢に始まり、東京、リオデジャネイロ、東北、京都、熊本、豊田、高知、秋田、いわき、埼玉、富山、岡山、北海道と国内外を巡り、その土地の歴史や人々が大切にしてきた文化を学びながら創作に取り入れ、その土地の伝統芸能や文化の担い手、多彩な表現者たちとジャンルを超えて交わり、ともに新しい表現を創り上げてきました。

そして今回、7年間の結実として「東京キャラバン」が全国を旅し続けて出会ってきた文化の担い手や表現者たち、コンセプトに共鳴し創作に参加した彩り豊かなアーティストら、総勢約300名がそれぞれの土地の大切な芸能、文化とともに東京に結集し、この先の未来へつなぐ“始まりの物語”となるパフォーマンスを、皆様に披露する予定でした。

しかし、緊急事態宣言の発令により、日本全国からの参加者が都道府県をまたぎ、この時期の東京に集結することが極めて厳しい状況であり、東京キャラバンの醍醐味である「普段出会うことのない表現者たちが出会い、“文化混流”によって唯一無二の新たな表現を生み出す」という、東京キャラバンの創作の根幹を体現することが大変困難な状況となりました。そのため、大変苦渋の決断ではございますが、中止せざるを得ない状況と判断いたしました。

観覧を楽しみにしていただき、たくさんのご応募をいただいておりましたが、開催までの日時が迫るなかでこのようなご報告となりましたことを心よりお詫び申し上げます。なお、今後の開催に関しては未定となります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

中止が決定した「東京キャラバン in 駒沢 2021」概要

日程

2021年8月21日(土)・8月22日(日)各日13:00〜/18:00〜

会場

駒沢オリンピック公園総合運動場・体育館(東京都世田谷区駒沢公園1-1)

主催

東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

共催

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

事業協力

秋田県、秋田市、京都文化力プロジェクト実行委員会、北海道

東京キャラバン総監修

野田秀樹(劇作家・演出家・役者)

参加アーティスト

松たか子(女優)、宮沢りえ(女優)、東京スカパラダイスオーケストラ(ミュージシャン)、木村カエラ(アーティスト)、中納良恵/EGO-WRAPPIN’(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、熊谷和徳(タップダンサー)、沢則行(人形劇師)、青柳美扇(書道家)、宇治野宗輝(現代美術家)、Daisy Balloon(バルーンアーティスト)、和太鼓 Atoa.、“東京キャラバン”アンサンブル(秋草瑠衣子、石川詩織、織田圭祐、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、近藤彩香、白倉裕二、末冨真由、谷村実紀、手代木花野、花島令、福島彩子、間瀬奈都美、松本誠、的場祐太、吉田朋弘)、琉球舞踊(立方:嘉数道彦、大浜暢明、玉城匠、上原崇弘 地謡:玉城和樹、和田信一、大城建太郎)、秋田市竿燈会(秋田竿燈まつり)、祇園甲部芸妓・舞妓、村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)、公益社団法人北海道アイヌ協会(アイヌ古式舞踊)、ライリー大仁(江差追分)、小山豊・小山会青年部(津軽三味線小山流)、真船勝博・徳澤青弦(東京キャラバンストリングス)

参加クリエイター

服部基(照明)、名和晃平(美術)、原摩利彦(音楽)、ひびのこづえ(衣装)、赤松絵利(ヘアメイク)、篠山紀信(写真)、奥秀太郎(映像)、青木兼治(映像撮影)

メインビジュアル

長尾洋(アーティスト)

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