東京キャラバン in 京都(2017年)Photo:井上嘉和

全国展開を本格始動した2017年は、8月19日(土)、20日(日)の京都・亀岡でのワークショップを皮切りに、京都・世界遺産 二条城[9月2日(土)、3日(日)]、東京・八王子[9月9日(土)、9月10日(日)]、熊本[10月9日(月・祝)~13日(金)、15日(日)]で開催いたしました。

東京都及びアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が開催地の自治体とともに計画・実施し、各開催地で延べ13,000人以上の方に「東京キャラバン」にご参加いただくことができました。
日本中を巻き込む文化ムーブメントとして全国各地で実施される「東京キャラバン」は、人々の心に“わくわく”と“どきどき”の種を蒔き、2020年を越えた未来へと続く文化活動の基盤となることを目指し引き続き活動してまいります。

~東京キャラバン in 京都・亀岡~

亀岡では、二条城が本番となるパフォーマンスに向けた創作現場を公開。2日間でおよそ800人が訪れ、アーティストたちが“文化混流”しながら、新しい表現を創り上げていく様子を観覧しました。伝統のある芸妓、舞妓と、最新型の球乗り型ロボットの共演のように「普段出会わないもの同士の交わりから新しい何かを見出す。」総監修を務める野田秀樹の言葉通り、参加アーティストも日常にない交わりを楽しみながら表現していました。

・日時: 2017年8月19日(土)13:00~17:00、8月20日(日)10:00~17:00
・会場: 生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおか コンベンションホール
(京都府亀岡市余部町宝久保1-1)

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東京キャラバン in 京都(2017年)Photo:井上嘉和

~東京キャラバン in 京都・二条城~

世界遺産である二条城で開催された東京キャラバン in 京都・二条城。夕暮れの幻想的な雰囲気の中、フードクリエーションの五感を刺激するフードをサーブするパフォーマンスでオープニング。ステージでは、京都を代表する花街・祗園甲部の芸舞妓の舞からスタートし、現代のテクノロジーを駆使した村田製作所チアリーディング部の球乗り型ロボットと繊細に動きを合わせ、初の舞の共演となりました。さらに女優・松たか子と中納良恵/EGO-WRAPPIN’によるアカペラ歌唱にのせて、能楽師・津村禮次郎が美しく舞うシーンに会場が酔いしれ、ジャンルを超えた芸術・文化が打ち解けあう瞬間の果てしないパワーを感じさせました。パフォーマンスは、多数の事前申し込みの中から抽選した約850人(2日間)が観覧し、インターネット放送では7,000人以上に視聴され、大いに盛り上がりました。

・日時: 2017年9月2日(土)、3日(日)19:00~20:00
・会場: 世界遺産・二条城 国宝・二の丸御殿前 特設ステージ
(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地)

※本文中の「祗園」の「ぎ」は、システム上のフォントの都合により「示」へんにて表示されますが、正しくは「ネ」へんとなります。

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東京キャラバン in 京都(2017年)Photo:井上嘉和

~東京キャラバン in 八王子~

八王子では、近藤良平(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)が東京キャラバンに初参加。総監修の野田秀樹とタッグを組み、2日間で延べ約1,700人の参加者と共に踊り尽くしました。八王子で試みたのは“参加型”の東京キャラバン。仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)が即興でコラボレーションするなど東京キャラバンならではの“文化混流”を参加者と共に体感しました。会場には現代アーティスト・日比野克彦デザインの東京キャラバン特製「やぐら」が登場。多様なアートと古今東西のダンスや伝統舞踊など様々な文化が交じり合い「他では決して味わうことのできない」新しいアートパフォーマンスを創り上げました。

・日時: 2017年9月9日(土)14:00~17:00 公開ワークショップ
2017年9月10日(日)11:00~12:30 、14:00~17:00 参加型パフォーマンス
※「伝承のたまてばこ~多摩伝統文化フェスティバル2017~」と同時開催
・会場: 八王子駅周辺特設会場(旧東京都産業技術研究所八王子支所)

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東京キャラバン in 八王子(2017年)Photo:井上嘉和

~東京キャラバン in 熊本~

熊本では、近藤良平(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)をリーディングアーティストに迎え、県内各地でワークショップを展開していく“巡回型”の新たな東京キャラバンのスタイルを創出。山鹿市の八千代座前からの練り歩きでスタートし、歴史ある芝居小屋の八千代座で山鹿灯籠踊りとコラボレーション、熊本かがやきの森支援学校では地元・千原太鼓保存会の子供たちと交流、天草市民センターではハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)と創作、13日は現地パフォーマーと共に創作活動を行いました。15日のパフォーマンスは熊本城を予定していましたが、生憎の天候により会場を変更し、熊本市街の中心地であるびぷれす広場で、熊本の集大成となるパフォーマンスを披露しました。6日間で延べ2,900人以上が参加し賑わいました。

【ワークショップ】

・2017年10月9日(月・祝)-知-
 山鹿市 八千代座前~さくら湯前 ほか
 16:00~17:00 「練り歩きパフォーマンス」

・2017年10月10日(火)-交- 
 山鹿市 八千代座
 11:00~14:00 ワークショップ
 15:00~15:50 パフォーマンス
 「山鹿灯籠踊り」

・2017年10月11日(水)-鼓- 
 熊本市 熊本県立熊本かがやきの森支援学校 体育館 ほか
 16:00~17:00ワークショップ「千原太鼓」
 18:00~20:00ワークショップ「チーム熊本」(非公開)

・2017年10月12日(木)-動-
 天草市 天草市民センター 展示室
 14:00~17:00 「ハイヤ踊り」

・2017年10月13日(金)
 熊本市内—創作活動(非公開)

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【パフォーマンス】

・2017年10月15日(日)-結-
 熊本市 びぷれす広場
 10:00~15:00 公開リハーサル
 15:00~17:00 参加型パフォーマンス

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東京キャラバン in 熊本(2017年)Photo:宮井正樹

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